
FXではトレード前にシナリオを描いておくと良いと思います。上昇していく過程でもどこかで一旦押し目を作るし、値下がりの最中にどこかで戻りがあります。そうした逆行をどこまで許容するのかというのがシナリオです。そしてそのシナリオが外れた際には、それはつまり”読みが外れた”ということなので、なるべく早い段階で切ってしまうべきと考えています。
今回はそんなシナリオが外れ、読みを間違えた際の対処をうまく行えたトレードを紹介します。
雲下抜け後の戻りを狙う定石パータンです。このブログでは度々紹介していますが、値が雲上から雲下に抜けたときには大きく値下がることが多く、特にこれはポンド円で顕著となっています。つまりこのパターンは鉄板なのです。。
利食いは分割でツナギを入れる想定で狙っていて、ツナギは幅はあるが直近の安値節目をねらいます。
ここでいうストーリーは雲上には抜けずに、188.800辺りまで値を下げてくるというもの。
実際には、
指値が刺さってショートポジった後、それほど間を開けずに下落しました。そしてツナギの利食い一発目が入ります。
189.888S @10
→188.804 +108.4pips @5
残り5枚の利食いも節目で設定します。
シナリオでは、ツナギを入れたこの節目辺りでショートカバーの利食いが出て上昇してくるだろうと踏んでいました。そして戻しはあれど、再度大きく値を下げるだろうと思っていました。
しかし、
考えていたシナリオに反して雲上に抜けて来たました。
雲上に抜けるというのはシナリオとしては考えていなかったため、手持ちショートに含み益があるうちにクローズ。
189.888S
→189.739 +14.9pips @5
もしかしたら、ここから大きく下げる可能性もありますが、雲上に抜けるというのは読みが違ったのです。雲上に抜けたことでストップを付ける可能性が高いと判断したこともあり損切りをしたのです。
その後、ストップの位置まで上昇しています。その前にもっといいポイントで切ればいいのでは?と思えるが、リアルに動く相場だと「もっと」という欲が出てしまうというのは破滅への第一歩です。
チャートは後から見れば後悔ばかりしか生まれてきません笑
ただし今回の損切り(実際には微益が出ていますが)は成功でしょう。
このように自分が思い描いていたシナリオと違った動きとなった場合は損切りしてしまうに限るのです。
長期でトレードする場合にはこの限りではありませんが、デイトレなど短期決戦の場合は素早く行動するに越したことはありません。