
投資のテクニカルな手法を紹介する本などでは必ず紹介がされるトレンドライン。
しかし、私はトレンドラインがあまり好きではありません。その理由は今回のケーススタディの中で紹介します。
トレンドラインの基本は、高値が切り下がっている、安値が切り上がっているケースで、頂点を線で結ぶことです。
そしてストップはラインの頂点になっている高値、安値を超えた所に置くのがセオリーです。
上のキャプチャで言えば、トレンドラインの頂点の一つが189.100付近にあるので、これを下回ったら損切りする形でストップを置きます。
利食いはやはり節目に設定するのが良いでしょう。これはいつもと同じです。
すると、赤いラインがストップ、白いラインが利食いとなり、トレンドラインにタッチした時にロングを入れればいいのです。
実際にロングを入れた場所と価格は次のとおりです。
すると、どうだろうリスクリワードで分が悪くなってしまいます。トレンドラインが好きではない理由はこれなんです。
リスクリワードがコントロールしにくい所です。
今回は気まぐれでトレンドラインを使いましたが、本来ならこんなリスクリワードではエントリーするべきではありません。
しかも、トレンドラインっていつも機能するわけではないし・・・
トレンドラインが機能しやすい場面の一つは一目均衡表・雲に沿ってトレンドラインが引ける時です。今回も雲上限に沿うような形でトレンドラインが引けるのでワークしやすいと思って、思い切って入ってみました。
ただし、リスクリワードの分が悪いので、最近の10枚エントリーではなく、6枚の少なめでのエントリーとしました。
189.711L @6
トレンドラインは常に調整が必要です。上のように頂点に合わせて、ちょっとずつ調整していきます。
ツナギの一部利食いは達成しました!
189.711L
→190.730 +101.9pips @3
そしてTLまで落ちてきたところでロング3枚を追加します。
ここで手持ちは、
189.711L @3
190.010 @3
となります。
もちろん、トレンドラインの調整とストップの変更は怠りません。
後から入ったロングを節目で利確します。
190.010L @3
→191.411 +140.1pips @3
残っていたロングは、もっと伸びる可能性もありましたが、金曜日ということもあり、高値節で利食いしました。
189.711L
→191.541 +183.0pips @3
今回はうまく行きましたが、慣れないトレードをやる時は少なめの枚数で入ることも大事ですよー