4月17日から1週間の為替相場の予測と、私のトレード戦略について書いていきます。
4月17日というより、この記事を書いている4月15日最も注目されているのではないでしょうか。
4月17日週の注目のポイント
注目のポイントは北朝鮮の動向に対してアメリカがどう動くのかということでしょう。
4月15日、金日成生誕祭で北朝鮮では軍事パレードが行われています。北朝鮮において最も大きな祝日とされ、過去この日にはミサイル実験など様々な挑発行為がなされてきました。
2017年4月15日にももしかしたら核実験が行われる可能性があります。
これに対して、トランプ大統領は先の日中首脳会談でも「中国が協力しないのなら、アメリカは単独行動に出る」といった趣旨の発言があり、北朝鮮攻撃の可能性を示唆しました。
そしてアメリカは朝鮮近海に軍事空母を向かわせ、4月15日には到着していると見られています。
北朝鮮が核実験の動きを見せれば、アメリカが先制攻撃を仕掛ける可能性があり、投資家だけでなく、誰しもが固唾を飲んで見守る事態となっています。
何とか平和的に解決して欲しいものですね(ι´・ω・`;)
4月17日週の為替相場見通し
北朝鮮の核実験、アメリカの北朝鮮攻撃といった非常事態が起きなければ、ドル円、クロス円ともに下落基調だと考えています。
ドル円はトランプ大統領の政策への不信感、イヴァンカさんの問題により、ダウ上昇打ち止め感があって、ドルが売られる傾向が以前から出ていました。
そこへアメリカのシリア攻撃があり、世界情勢の不安から安全通貨である日本円が買われるというのが、アナリストの見方です。
かつては「有事のドル買い」なんて言葉がありました。戦争が起これば、軍事産業の株価が上がる、つまり軍事産業の企業が集中するアメリカドルが買われるという構図が成り立つと考えられてたんです。
しかし、最近ではそんな単純なものではなくなってきたなぁという印象です。
戦争が起これば単純に米ドルを買えばいいという状態ではない、ということ。
この辺の考え方は難しいのですが、チャート的に分析するなら、
「下支えするものがなくなった状態」
つまり、大きく下落する可能性を秘めています。
ポンド円では今年の最安値であった136.448(XMレート)を割り込んでしまいました。価格をサポートするような移動平均線がなければ、節目も見当たりません。120円台が見えてきたのではないでしょうか。
4月17日週のトレード戦略
ここからは私のトレード戦略を書いていきます。あくまで非常事態が起きなければというものです。
4月17日週のポンド円トレード戦略
基本戦略:戻り売り
今年の最安値である136.448近辺で逆張りロングを行いましたが、失敗してしまいました。これを抜けた今、下支えするものがないので、基本は戻り売りです。
雲近辺まで引きつけて、節目やSMAと重なるポイントを狙っていきます。
4月17日週の豪ドル円トレード戦略
基本戦略:見送り
豪ドル円もご多分に漏れず、下落基調となっています。私は豪ドル円のトレードはロングしか行いません。現在の情勢やチャートを見ていると、雲上に出てもすぐに下抜けしてしまう状況が続いています。
そこで今週は見送りをしようかと考えています。
苦手な相場で負けを重ねるより、如何に損失を少なくするかを重視した方が、FXでは勝ち続けられるのです。
非常事態におけるトレードの考え方
北朝鮮情勢がかつてないほど不安定な状態になっています。日本にほど近い国ということで、非常に不安な思い堪りません。
「そんな時にトレードなんてするな!」
と言う方もいらっしゃいます。
2011年東日本大震災の時もそうでした、昨年の熊本地震の時もそうでした。
「非常事態の時にトレードする人は不謹慎だ」とする論調の方が一定数いらっしゃるようです。
ただ私個人の意見からすると、「非常事態にトレードを止めて、何になるのか?」ということです。
東日本大震災が起きた際、熊本地震の時も私は通常通りトレードを行っていました。
その時にトレードを止めて、一体何になるのでしょうか?
震災地に向かって、支援活動を行えば良いのでしょうか?特殊な訓練を行っていない私は足手まといになり、却って被災者に迷惑を掛けてしまわないでしょうか。。。
募金など復興支援は別で行えばいいという話。
しかし、非常事態にトレードをしないということは、誰の得にもならないし、単なる自己満足に過ぎません。
これは普通の仕事に置き換えても同じ話。
非常事態が起きたとしても、通常通り活動して、できる部分では何かアクションを行えば良いというのが私の考え方です。
今回、北朝鮮において非常事態が起きてしまったとしても、私はトレードを行うことでしょう。私がトレードを行わないことで、緊急事態が回避されるというなら、トレードはしませんが。
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