レバレッジ規制はトレードにどんな影響を及ぼすのか?

日経などの報道ですでにご存知の方も多いと思いますが、金融庁がFX取引のレバレッジを10倍に規制する検討を始めているようです。

参考記事:FX証拠金倍率を引き下げ 10倍程度に、金融庁検討:日本経済新聞

早ければ2018年から規制される可能性があるようです。

レバレッジが10倍に規制されると私たちのトレードはどう変わるのでしょうか?

個人的な考えを紹介していこうと思います。

Contents

なぜレバレッジ規制が検討されているのか?

かつては国内FX口座でも100倍〜400倍のレバレッジをかけることができました。

しかし、少ない資金で大きな利益を出すトレーダーがいる反面、追証によって大きな借金を背負ってしまうトレーダーもいました。

そこでレバレッジを見直そうということで、2010年に50倍、2011年に25倍へと引き下げられてきたのです。

ただ2016年は、イギリスのEU離脱是非を問う国民投票やアメリカ大統領選挙など、大幅な値動きが起きる場面が多く、それによって大きな借金を背負う方も出てきてしまいました。

そこで金融庁はFXによってトレーダーが借金を背負わないように、今度は10倍への引き下げが検討されています。

なぜ「10倍」なのか?

それは金融庁が1985年以降の主要10通貨ペアの平均の変動率を算出(11.4%とのこと)。

それを元に元本がなくなる(追証の可能性が生じる)レバレッジが約8.77倍ということで、「10倍程度」に規制しようというものです。

レバレッジ10倍規制によりトレードはどう変わる?

レバレッジが10倍に規制されると持つことができるポジションが少なくなり、儲けるチャンスが減ってしまいます。

1ドル=100円の時に資金10万円の資金で持てるポジションは、

レバレッジ100倍・・・10万通貨

レバレッジ50倍・・・5万通貨

レバレッジ25倍・・・2.5万通貨

レバレッジ10倍・・・1万通貨

となります。

1ドル=100円のときにドルを買い、101円に値上がりした時の利益は、

レバレッジ100倍・・・100,000円

レバレッジ50倍・・・50,000円

レバレッジ25倍・・・25,000円

レバレッジ10倍・・・10,000円

このように少ない資金で大きな利益があげられることが魅力のFXなのに、そのメリットが損なわれてしまいます(;´༎ຶД༎ຶ`)

投資家のためを思うならまずは「追証なし」を!

たぶん誰しもがずっと考えていることでしょう。

投資家保護のためには「レバレッジ規制」より「追証なし」です。

金融庁の取り決めにより、国内FX会社は「追証なし」にすることはできません。

その取り決めの見直しはしないで、レバレッジを規制するのみ。

2010年、2011年のレバレッジ規制の時もそうだったように、ますます国内FX会社から離れ、海外FXに逃げる投資家が増えるでしょう。

レバレッジが10倍になったらどうすべきか?

もしレバレッジが10倍になったらどうするのがベストでしょうか?

私は海外FXの利用をオススメします!

そもそも私は何年か前から海外FXのXMをメイン口座としてトレードを行っています。

それは圧倒的に資金効率がいいですからね^^

ただ海外FX会社の中には、出金拒否や資金持ち逃げをする怪しげな会社もあるので注意が必要です。

海外FXを利用する際の注意点は過去記事でも書いているので、よければ参考にしてみて下さい☆

https://fx-kawase.site/trade-theory/demerit_of_foreign_fx_company

https://fx-kawase.site/trade-theory/trouble-shooting-of-foreign-fx

https://fx-kawase.site/trade-theory/foreign_fx_company_withdraw

さいごに

「レバレッジが10倍でも十分」という人も中にはいますが、

「資金が豊富にある人が言ってもねぇ・・・」てきなところがありますよね^^;

投資に使えるお金が4000円とか5000円、10,000円みたいな少ない額の人もいらっしゃいます。そんな方でも一攫千金の夢を見ることができるのがFXです。

国内FX口座で稼ぐことに限界を感じている方は、この機会に海外FX口座を検討してみてはいかがでしょうか?