こちらも遅くなりましたが、11/7週の為替予測とトレード戦略です。
大注目なのはアメリカ大統領選挙であるのはもちろんですが、イギリスEU離脱をめぐる裁判にも注目です!
11/7週の注目のポイント
今週の注目のポイントは何と言ってもアメリカ大統領選挙です。
現地時間の11/8に投票が始まり、週ごとに開票がされはじめ、最初の週の結果が伝えられるのは日本時間の11/10のAM10時ころのようです。
どちらが当選しても日銀の円安に持っていく為替政策を快く思っていないので、長い目で見ればドル円の急騰は期待できそうにありません。と私は見ています。
ただ短期的には、
ヒラリー・クリントン当選→ドル買い
ドナルド・トランプ当選→ドル売り
との見方が多そうです。
ただしあくまで予想なので、こういった予想は外れることを前提でトレードをしましょう。ちなみに私は大統領選挙のほとぼりが冷めるまでトレードはしません。
そして大統領選に注目が集まる一方でイギリスEU離脱についても動きがありました。ポンド絡みのトレードをする方はこちらにも注意が必要です。
11/7週の為替予測
大統領選挙に目線が行く一方で、BRIXITショック以降、下落一方通行だったポンドに変化が起きました。
フラッシュクラッシュの安値を起点にレンジを形成しながらも若干上昇トレンドかな?という装いを見せていましたが、ファンダメンタル的にもそれを後押しするニュースがありました。
http://jp.reuters.com/article/uk-court-rules-parlament-needs-to-approv-idJPKBN12Y1OV?pageNumber=2
英高等法院(日本でいう高等裁判所)が「EU離脱には英国議会の承認が必要」との判断を下したというもの。
これに対して政府は上訴して最高裁判所の判断を待つことになり、来年3月の離脱交渉開始が遅れる可能性が出てきました。それだけではなく、そもそもイギリスのEU離脱が覆る可能性も出てきたのです。
イギリスのメイ政権はEU基本条約(リスボン条約)第50条発動について、政府は議会の承認なく行えるとし、来年3月までに離脱通知を行い交渉を開始する方針を表明していました。
今回の判決を受けてもその方針に変わりはないとしています。
最高裁判所の判断は12月8日に出されることになっています。その結果次第ではBRIXITショック並の大荒れも起こり得ます。
市場では、議会の承認が必要になれば英国が欧州単一市場へのアクセスを失ういわゆる「ハードブレグジット」の公算は小さくなると見られていて、これが好感されてポンドが買われポンド円でも3週間ぶりの高値を記録しました。
ポンド円はクロス通貨のためドルの影響を大きく受けるので、大統領選挙の結果次第ではどうにでも動く可能性はありますが、それを考慮しなければ12月8日の最高裁の結論が出るまでは上昇トレンドが続くのではないかと思います。
トレード戦略
上でも述べましたが、大統領選挙のほとぼりが冷めるまでトレードはしません。
その後は1時間足で雲下に出る以外は押し目買い方針で進めていこうと思います。
コメント