4月23日にフランス大統領選挙が行われる

4月24日から1週間の為替相場の予測と、私のトレード戦略について語っていきます。

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4月24日週の注目のポイント

注目のポイントは2つ。

①フランス大統領選挙の行方

②北朝鮮の動向

この2つのポイントの出方次第で、為替相場の動き・トレンドも大きく変わると考えています。一部の通貨ペアだけでなく、全通貨ペアに大きく影響を与えるものなので、注意深く動向を追っていくようにしましょう。

注目のポイント:フランス大統領選挙の行方

大統領選は4人(左からフィヨン、ルペン、マクロン、メランション)の接戦となっている

4月23日にフランス大統領選挙が実施されます。結果が分かるのは日本時間だと4月24日の朝方と見られています。

為替に影響を与えそうな要因でこの選挙を見ると、EU残留or離脱というポイントで見る必要があるかなと思います。

大きな視点では、

フィヨン氏、マクロン氏が親EU派

ルペン氏、メランション氏がEUに懐疑的

であるということです。

フランスは言うまでもなく、ユーロ経済圏でいうとドイツに次ぐ2位の経済規模です。

フランスがEU離脱となれば、ユーロの貨幣価値は大きく下落するのではないでしょうか。

それだけに大統領選挙でルペン氏、メランション氏が勝利となれば、フランスがEU離脱に近くなるので、ユーロもダメージを受けるハズです。

実際にはEU離脱に向けては国民投票が必要となるため、ルペン氏・メランション氏が勝利してもEU離脱が確定するわけではありません。

それでも4月20日にパリで起きたテロ(銃撃戦)は国民のEU離脱志向を後押ししたのではないかと、個人的には考えています。

ちなみにフランス大統領選挙は1回目の投票でどの候補者も過半数を超える得票が得られなかった場合は、2回目の投票が5月7日に行われます。

今回のフランス大統領選挙は、Brexitの時のように該当国以外の国の通貨にも影響を与える大きなイベントです。週明け4月24日の相場はユーロのみならず、どの通貨も取引には最新の注意を払いましょう。

(このような時には一瞬で値が吹っ飛ぶフラッシュクラッシュが起こる可能性があるので、追証がない海外口座の利用がおすすめですよ)

【参考記事】瞬間的な急落から資産を守る方法は?

注目のポイント:北朝鮮の動向

4月15日金日成生誕祭で行われている軍事パレード

先週末(4月15日)の軍事パレードやその翌日のミサイル発射(その後失敗)で一気に緊張が高まった北朝鮮の情勢ですが、TVなどでの報道が若干少なくなったので、収まったかのように見えますが、依然として緊張した状態であるのは変わりありません。

一部報道ではXデー(アメリカによる北朝鮮攻撃)は4月25日だったり、5月初旬だったりとバラバラしています。しかし、北朝鮮が核実験を行えばアメリカが先制攻撃を行うのは確実とする見方が強いのです。

一時に比べると報道は少なくなりましたが、注視は依然として必要でしょう。

4月24日週のトレード戦略

4月24日週の見通しは全く立ちません(笑)

それだけフランス大統領選挙の行方が左右すると考えています。

そのなかで、どのようにトレードを行っていくのか。その戦略を書いていきます。

4月24日週のポンド円トレード戦略

4月21日クローズ時点では高値でレンジを作り、雲中に突入していますが、フランス大統領選挙の影響を踏まえると、今の状況なんて全く関係ありませんね(笑)

4月24日月曜日は基本は見送りで行こうと思います。

ただし、フランス大統領選挙の行方次第で、EU懐疑派が優勢であればショートから入るかも知れません

普段はファンダメンタルズは余り重視しないのですが、このようなビッグイベントは別ですね。

それ以外のポイントでは雲に従ったオーソドックスなトレードを心がけていこうと思います。

4月24日週の豪ドル円トレード戦略

目先は時間足の雲を頼りにロングです。

豪ドル円4月22日の時間足

フランス大統領選挙の影響はゼロではありませんが、比較的受ける影響は少ないと思います。損切り時の損失リスクも低なく、テクニカル的には絶好のポイントなので、ロングを狙っても良いのでは・・・ということで82.000でロングかなという考えです。

4月22日時点の豪ドル円の日足チャート

日足的にはガッツリ雲下です。しかし、前回の高値から今を見ると、サイクル的にそろそろ反転してもいい時期です。ロングが成功すれば、鬼ホールドしたいところですね。

4月24日週の相場に臨むに当たっての注意

フランス大統領選挙や北朝鮮情勢という、為替相場に大きく影響を与える要素がある1週間です。これらは、一般的な指標のように数十〜せいぜい100pipsくらいを動かすといったものではなく、一瞬で1000pips以上を動かすような材料となり得ます。

気を付けて欲しいのは、国内業者での取引は避けるという事です。

一瞬で1000pipsも動けば、ストップのみならずロスカットも発動しきれず、口座資金がマイナスになってしまう“追証”が発生してしまいます。

Brexitショックではこれで何十万、何百万という借金を背負うという方が続出しました。

こういった場面では追証がない、海外口座を使うべきだろうと思います。

通常、私は値動きの大きいポンド円は海外口座を使い、値動きの少ない豪ドル円はスワップポイントで優位な国内口座を使いますが、さすがに今週ばかりは豪ドル円も海外口座でトレードを行おうと思います。

それでも国内口座を・・・という方はレバレッジを超低め(1倍とか2倍とか)に設定をしておくことをおすすめします

大きな相場変動が考えられる場面で、追証のある国内口座の取引は非常にリスキーだと覚えておくようにしましょう。

【参考記事】瞬間的な急落から資産を守る方法は?

【参考記事】私が海外FX業者のXMをメイン口座としている3つの理由

 

FXで勝つための最善策は、

「まずは生き残ること」

そしてそのために必要なことは、

「追証に遭わないこと」

だと思います。

来週1週間も頑張っていきましょう(●≧ω≦)9