陽線の見方

チャートは過去の値動きを表してるものです。まずは取引をするに当たってチャートの見方を覚えましょう。

取引しようとしている通貨が今は上昇の流れなのか、下落の流れなのか把握することはとっても大事なんです。でもいちいち4本値を見ていってもどういう流れなのか掴めないですよね。なのでトレーダーはチャートを見て、上昇なのか下降なのか、今のトレンド(流れ)を掴むようにしています。

これはプロでも素人でも同じです。

チャートには大きく、「ローソク足」「バーチャート」「ラインチャート」の3つがあります。ここではこれらの見方を分かりやすく解説していきます!

Contents

為替レートの動きを表すローソク足

日本のFX業者のチャートでよく使われるのはローソク足と呼ばれるチャートです。

ショートは上手く捉えたと思ったのだが

チャートをよく見るとローソクのような形をしていますよね?実はローソク足というのは日本人が開発をしたもので、ローソクに見えるということで名付けられたものなんです。

このローソク足は海外でも人気で使っている人が非常に多いのです。海外ではバーチャートというものが元々基本ではあったのですが、パッと見で上げているのか下がっているのか分かりやすいのローソク足が人気となってきて、ローソク足を使う外国人トレーダーも沢山います。

MT4でもデフォルトでローソク足を表示させられますからね!

ローソク足は為替レートの動きがひと目で分かるようにした罫線の一つになります。1本のローソク足には「始値(はじまりね)」「終値(おわりね)」「高値(たかね)」「安値(やすね)」の4つの情報である四本値が含まれています。

そしてローソクには2種類あり、始値より終値が高かったものを「陽線(ようせん)」始値より終値が安かったものを「陰線(いんせん)」と呼びます。

陽線の見方

陽線の見方

始値より終値の方が高いものが陽線です。始値と終値の間に四角形がありますが、これを実体(ボディ)と呼んだりします。そして実体から上下に伸びた線をヒゲと呼びます。

陰線の見方

陰線の見方

始値より終値が安いものが陰線です。

時間足について

ローソク1本の時間の単位は見ているチャートの時間足単位となります。
例えば1時間足(60分足)のチャートを見ていれば、ローソク1本は1時間での値動きを表しています。日足であればローソク1本が1日の値動き、5分足ならローソク1本で5分間の値動きを表しているのです。

注意点

陽線と陰線の実体の色はFX業者によって異なるので注意して下さい。

ちなみにMT4、MT5のデフォルトでの陽線・陰線の実体の色は次の通りです。

MT4の陽線
MT4デフォルトの陽線(塗りつぶしナシで背景と同じ色)

 

MT4の陽線
MT4デフォルトの陰線(白色)

バーチャートの見方

海外では定番のバーチャート
海外ではバーチャートがメジャーですが、日本ではあまり馴染みがありません

日本のFX業者の口座を開設して、業者オリジナルのチャートを開くとローソク足が出てくるので、ローソク足が世界中のチャートの基本と思われる方もいらっしゃるでしょう。確かに海外でもローソク足は人気で愛用しているトレーダーも多いのですが、海外ではバーチャートを使うのが一般的となっています。

MT4やMT5でもそうですし、海外FX業者のオリジナルツールでチャートを表示させるとバーチャートが表示されることがあります。海外ではこちらが基本となっているんですね。

バーチャートにもローソクと同様に「始値」「終値」「高値」「安値」の四本値の情報を含んでいます。

バーチャートの見方を解説

バーチャートには陽線、陰線の区別がありません。縦に伸びている線の上端が「高値」、下端が「安値」となり、その縦の線に対して左横に飛び出している線が「始値」、右に飛び出している線が「終値」となります。

パッと見で陽線なのか陰線なのかが分かりにくいので、トレードの仕方によっては使いにくいこともあります。

外人トレーダーもそうですし、日本人でもこっちのほうが良いという人もいらっしゃいます。

ローソクチャートとバーチャート、どちらでもお好きな方を使えば良いかと思います^^

ラインチャートの見方

ローソク足とバーチャートの見方をご紹介してきましたが、どちらも4本値の情報を含んでいてチャートになりますが、さらにシンプルなチャートがラインチャートと呼ばれるものです。

ラインチャートは終値の点を線で結んだもの

ラインチャートの見方はとっても簡単!

終値を線で結んだもの

これがラインチャートです。業者によっては始値であったり、高値と安値を足して2で割ったものとかをラインチャートとして表示させることができるようですが、基本は終値です。

「シンプル過ぎて使えるのか?」

って思ってしまいがちですが、侮ってはいけません。

株取引で大成功を収めた立花義正氏もラインチャートを手書きで書いて、それを元に売買を行い大きな資産を築きました。

株取引の本ですが、FXにも応用できる部分がとっても多くあります。スワップポイントをもらいながら、長期トレードを志す方は必読です!

私のトレード仲間の一人もラインチャートを愛用しています。4時間足にラインチャートを表示させて、というやり方をしているみたいです。

スキャルピングなどではなく、スイング〜長期トレードで流れに沿って売買を行っていく方がよく使っているイメージです。

 

ローソク足、バーチャート、ラインチャートの3つが基本的なチャートです。どのチャートにしても自分自身が使いやすいものを選ぶと良いでしょう^^

四本値の読み方を覚えよう

四本値(よんほんね)はチャートを構成する基本的な情報で、「始値」「高値」「安値」「終値」の4つの値段を表しています。

四本値の説明

ローソクにカーソルを当てると、MT4・MT5の場合、チャートの下に4つの値段が表示されています。これがローソクを構成する4つの要素である四本値(よんほんね)です。

四本値は左から順に、「始値」「高値」「安値」「終値」の順に並んでいます。

このチャート写真の場合だと、

  • 始値=141.117
  • 高値=142.274
  • 安値=141.021
  • 終値=141.902

となります。