トランプ大統領の正式就任が目前に迫ってきました。2017年1月20日に大統領就任演説を行ってトランプ大統領が誕生となるのです。
大統領就任演説を控えた2017年1月9日〜14日の相場のBettyなりの見通しを紹介していきます。
ポンド円1月9日週の見通し
ポンド円は2016年10月7日を境にトレンドが転換しているものと考えています。
週足を見てもその傾向は見て取れます。
2〜3ヶ月周期のトレンドではなく、年単位の大きなトレンドが変換しているものと考えています。
すぐ上に控える雲に入るかどうかがポイント。可能性としては雲下限で弾かれて反落する展開も考えられます。
10月からここまで一方的な上昇だったので一旦押し目を作るというケースもあれば、ここまでの上昇が単なる戻しで下落トレンド継続中ということも考えられます。
全ては1月20日のトランプ大統領就任演説の後に大きな流れが決まるのではないでしょうか。
Bettyの1月8日〜14日の戦略
1月8日〜14日はトランプ大統領就任演説を1月20日に控え、レンジの狭い展開となることを予想しています。
こまめに100〜200pipsを取ってくようなやり方がしたいと思います。
500pips以上の大きな差益は1月20日を過ぎるまで望めないというのが私の個人的な相場の見方です。
過去の大統領就任演説時の相場を振り返る
「歴史は繰り返す」
古代ローマの歴史家クルティウス・ルフスの言葉がありますが、為替相場もまた過去の歴史を繰り返します。
「2度あることは3度ある」という原則に則って売買していくことがFXトレードの本質となります。そこで、ここからは過去のアメリカ大統領就任演説時の相場を学んでいくことにしましょう!
チャートで振り返れる2005年ジョージ・W・ブッシュ氏の大統領就任演説からのものをご紹介します。2001年以前のものはチャートがないので割愛させて頂きますm(._.*)mペコッ
2005年ブッシュ大統領就任演説時
2005年1月20日、ジョージ・W・ブッシュ大統領就任演説時前後のドル円相場です。
この時は再任という形だったので大きな政策転換はありませんでしたので、就任演説当日の相場、その翌日の相場は大きな変動は見られませんでした。
注目すべきは大統領就任演説を目前に控えた2005年1月17日にダブルボトムを付けて、上昇トレンドに転じているという点です。
政治的には大きなイベントですので、これがきっかけで相場が転換するということもあり得るのではないでしょうか。
2009年オバマ大統領就任演説時
2009年1月20日のオバマ大統領就任演説前後の為替相場(ドル円)です。
共和党のジョージ・W・ブッシュから民主党のバラク・オバマへの切り替わりがここです。
前年の2008年にはサブプライム問題、リーマンショックと金融市場を揺るがす大きな事件が2つも起こりました。それがきっかけとなって為替相場は大きな下落へと転じました。
しかしチャートにある1月20日のオバマ大統領の就任演説演説、そしてその翌日の相場でダブルボトムを作り、上昇トレンドへと転じています。
遠景で見ると分かりやすいですね。
リーマンショック後にドル円は86円台を目前まで下落をしてきましたが、オバマ大統領就任演説を起点に上昇トレンドに転じ、一時100円台まで回復しました。
しかし、御存知の通りこれは数ヶ月スパンの中期的な上昇トレンドで、年単位の長期スパンでは下落トレンドの中の一時的な戻しであったのです。
大統領就任演説の翌日のドル円は高値89.750、安値87.120となっていて、263pipsものボラティリティがありました。
ドル円として非常に大きく動いた一日だったんですね!
(前年のリーマン・ショック後の変動が大きすぎて、チャートではそんなに動いてないように見えますが・・・)
2013年オバマ大統領就任演説時
2013年1月21日のオバマ大統領就任演説時の為替相場です。
2012年12月に第二次安倍政権が誕生して、経済政策への期待から円売りが加速する中での大統領演説となりました。
アベノミクス効果が巨大で、オバマ大統領就任演説のインパクトが全然感じられません。
まぁ、この時は再選という形だったので政策方針も大きな転換も無かったので、為替相場への影響は最小限に留められたというものだったのですね。
過去の大統領就任演説時の為替相場まとめ
過去3回のアメリカ大統領就任演説時の為替相場を見てきましたが、次のような傾向があると言えます。
- 大統領就任演説の前後にトレンドの転換点がある
- 演説当日よりその翌日にボラティリティが大きい変動がある
- 大統領就任演説そのものに特段の大きなインパクトはない
これらを踏まえて2017年1月20日に備えていくと良いのではないでしょうか。
2017年トランプ大統領就任演説はどうなる?
今回のトランプ大統領就任演説は民主党から共和党へと政権が交代するという事、大きな政策転換を行う様子であることから、それなりに大きなインパクトを与えるものだと思います。
大統領選挙後、トランプ氏への期待から一気に駆け上がってきたドルですが、上で述べた過去の大統領就任演説時の相場の傾向から、ここら辺で頭打ちとなる可能性があります。
具体的には118.6をレジスタンスとして下落に転じるのではないかと私個人は考えています。
トランプ氏への期待からドルが買われてきたのですが、大統領就任演説をきっかけにその期待が現実へと引き戻されてドルが売られるのではないかと考えているのです。
「ポンド円は上昇」と戦略のところで書きましたが、
ドル→弱い
ポンド→強い
その結果としてポンド円は上昇と見ています。ドル円だけ見れば単純にドル売りじゃないかと思います。
これらはあくまで副業トレーダーとしての予想です。投資の最終判断は必ずご自身でなさるようにして下さいね。これらの予測のもと、売買を行い損失を被ったとしても一切の責任は負いかねますのでご了承下さい(*・人・*)
それでは今年も爆益目指して頑張っていきましょうヾ(・ω・*)ノ
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