FXトレードではリスクリワードを意識するようにしましょう。
リスクリワードとは、一言でいうと利益と損失の比率です。トレードにおける勝率を踏まえ、うまくいった場合の利益と失敗した場合の損失を計算して、利益のでるようにしなければFXで成果を出すことはできません。
自分のトレードの勝率があって、トレードのエントリーポイント・ストップライン・利確ポイントを踏まえて、利益が出せそうにない場合はそのトレードは見送りましょう。
この辺の考え方はビジネスとも共通していますね。ある事業に投資をするとしましょう。投資資金がいくらで、それがうまく行った場合の利益はいくらか、事業が成功する可能性はどれくらいか、それらを踏まえて投資の判断を行いますよね。これをFXに置き換えると、
事業成功の可能性=FXの勝率
投資資金=損切り幅
事業成功の際のバック=利確幅
今回紹介するケーススタディはその部分で失敗したものです。これはやってはいけないトレードです。自分への戒めも含めて紹介します。
雲上で節と雲上限が重なるポイントをロングで狙いました。
ここで反省すべきは取るリスク(負けた場合-26.7pips)に対して、得られるリターン(買った場合+35pips)が少ないことです。スベりを考えると、リスク:リターンが1:1くらいになってしまいます。
自分のトレードの勝率を考えて、トータルで勝つにはリスク:リターンがどうなっていないといけないのかを考えるのは非常に重要なのです。ここ最近は勝率が高いのですが、自分のトレードは勝率20%くらいでもトータルで勝てるスタイルにしています。しかし、今回のトレードはそれが違いました。「ポジションを取りたい」「利益を出したい」という思いが先行してしまいました。トレードは頭脳戦、常に冷静に判断を行かなければなりません。ポジりたい、利益を出したいという思いは封印しなければならないのです。
勝率を高めるというのは、FXにおいてはほぼ不可能ではないかと思います。できれば勝率1割、最低でも5割の勝率でもトータルで勝てるスタイルを貫かなければいずれ破綻してしまいます。今回のようにリスク:リターンが1:1だと勝率が5割を切った場合、トータルで負けてしまいます。このように見込みの利益に対して見込みの損失が大きい場合にはエントリーしないというのが投資のセオリーだと思います。
この場合の勝率はなるべく低く計算しましょう。
ちなみに、
今回のトレードは-26.7pips@6となりました・・・
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