アメリカと中国が貿易戦争の装いを呈してきました。
アメリカが関税政策を発表するごとに、中国はそれに対抗する報復関税を発表。
市場ではこれにより、乱高下を繰り返しています。
これまでの流れと為替相場への影響をざっくりまとめてみました(`・ω・´)
米中の貿易(関税)政策のざっくりした流れ
4月4日までの米中の貿易(関税)政策をざっくりとまとめてみました。
3月8日
トランプ大統領が安全保障を理由に鉄鋼とアルミニウムの輸入制限措置を発動することを発表。輸入制限対象国から鉄鋼製品に対しては25%、アルミニウム製品に10%の関税を適用することに 。
3月22日
上記関税の対象国を発表。カナダ、メキシコ、EU、韓国、豪州、アルゼンチン、ブラジルを輸入制限対象外とする一方で、中国、日本などは関税対象に。
3月23日
中国が豚肉や果物など128品目(約30億ドル相当)の米国産品に追加関税を掛けることを発表。
4月3日
アメリカは中国の知的財産権侵害を理由に、産業用機械を含む中国からの輸入品1300品目の25%の追加関税を掛けることを発表。
4月4日
中国は米国産の大豆、牛肉、自動車、飛行機など計106品目に25%の関税をかけると発表した。
アメリカが中国からの貿易品に対する高い関税を発表する毎に、中国が報復関税を発表するという、まさに貿易戦争という装い(((( ;゚Д゚)))
これらは為替にどんな影響を及ぼすのでしょうか?
貿易戦争、為替への影響は?
アメリカも中国も互いに多くの品物を輸入しています。
4月に入って発表した関税措置の対象額は米中ともに500億ドル(5兆3000億円)!
つまり、アメリカと中国という2大経済国で10兆円超えの品物に関税が掛けられるのです。
参考:米中貿易戦争、高まる懸念 中国が報復関税発表(日本経済新聞)
これだけ額の輸出入品に関税が掛けられると、経済の停滞が懸念されます。
貿易政策が発表されたときの相場の動きを振り返ってみましょう。
いずれも関税政策が発表されて、しばらく間を置いてから為替への影響が見られました。
発表を受けて、3大市場のいずれかの反応を見てからの動きなんでしょうか。
注目したいのは4月3日のアメリカが中国に対する関税を発表する前、4月2日に急落が起きている点です。
「アメリカが中国に対して追加関税を課すかも」という噂、報道が出始めた時です。
為替というのは事実(発表)が出たときよりも、噂(見通し)がされたときの方が大きく動くんですよね。それを顕著に表しているような。
いずれにしても、相場は円高に振れています。
互いの輸出制限のしわ寄せが日本にも来る。そして日本の輸出産業が打撃を受けるという見通しからだと思います。
このまま貿易戦争が本格化したら、さらなる円高相場を迎えそうな気もします(;´・ω・)
まとめ
- 米中の関税政策が発表されて、しばらく間を空けて急落がある
- 「発表」がされるよりも、「噂」が立ったときに大きく相場が動く
- 貿易戦争が本格化すると、輸出大国の日本も大きな影響を受けて、円高に触れると思う
いずれも副業トレーダーの私が素人の観点で分析したものです。
投資・投機の判断はご自身の責任でお願いします(◍•ᴗ•◍)♡ ✧*。
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