11月8日にアメリカ大統領選挙が迫ってきました。一時は拮抗していた両氏の支持率はトランプ氏の女性へのセクハラ問題で一気にクリントン氏に傾くかと思いきや、今度はクリントン氏のメール問題が再燃して、再び選挙の行方が分からなくなってきました。
今回はそんなアメリカ大統領選挙と為替への影響について書いていこうと思います^^
アメリカ大統領選挙の為替への影響は?
トランプ氏のセクハラ問題に続いてクリントン氏のメール問題が再燃して、再び行方が分からなくなっています。
とは言え、個人的にはクリントン氏の優位は変わらないんじゃないかなと思います。
選挙結果で為替にどのような影響が起きるのでしょうか?
短期的には投資家がどう見ているか
選挙結果が出て、数時間程度の短期目線で言えば投資家がどう見ているかに依ります。
恐らく、
ヒラリー・クリントン氏→リスク低い=ドル買い
ドナルド・トランプ氏→リスク高い=ドル売り
という見方となるのではないでしょうか。
小林芳彦さんも同じような見解をされています。
それでもヒラリーの優位は変わらないと考えられる。市場ポジションは選挙に関して言えばトランプ=激しいリスクオフでドル売り、ヒラリー=瞬間的にはドル買い戻しだろうが、上がらないと判ったら一転ドル売りに反応する可能性が結構あるのではないかと思っています。
— 為替 小林芳彦 JFX (@JFXkobayashi) 2016年10月30日
アメリカ大統領選挙は有権者が直接大統領候補に投票するのではなく、どちらかの支持を表明している選挙人を選び、選ばれた選挙人が12月に投票を行い、その結果1月に大統領が正式に決定するというもの。なので11月8日の結果で大統領が決まる訳ではありませんが、大方どちらかが分かるものです。
トランプ氏の場合は即座にドル売り、クリントン氏の場合はドルが上がってそのまま上がり続けるか、反転するのかという感じになりそうですね。
どちらが当選しても長期目線では円高に?
あくまで個人的な見解ですが、ドナルド氏、クリントン氏どちらが当選しても長期的には円高になるのではないかと思っています。
とは言え、現在(2016年11月1日)のドル円104〜105円くらいの水準であれば、ここから無理に円高に持ってくることはないでしょう。去年のように120円台とかそれ以上が難しいのではないかと思います。
というのもドナルド氏、クリントン氏ともに日銀の金融政策、市場に出回る円を増やして円安に持っていくやり方を良く思っていないからです。
二人のどちらが当選しても日銀に対する圧力を強めるのではないでしょうか。
まとめ
ドル円もドルが絡むクロス通貨も、ここ数週間は狭いレンジを行ったり来たりしている状況が続いています。方向性が出ない相場が続いて、私もストレスが溜まっています(笑)
恐らく大統領選挙が終わるまでこのレンジ相場は抜けないのではないでしょうか。
多くの投資家はクリントン氏優勢と見ている印象を受けてますが、Brexitショックの例もあるのでどうなるかは結果が出るまで分からないですね。
そのBrexitショックのように僅かな時間に数千pipsが動くことも十分に考えられます。あの時はポンド絡みが一際激しかったですが、今回は基軸通貨の米ドルなので全通貨大荒れもあると思います。
こういう時は無理しない、トレードしないのが一番。特に今週末は米雇用統計とジブリナイトを重なり、それを挟んでの週明け大統領選挙ですから、金曜夕方〜大統領選挙終了までトレードしないというのが一番の安全策でしょ。
大統領選挙の開票結果が分かるのは日本時間では10日午後の様子ですので、そこからしばらく荒れた相場が続くと思います。
その時になってみないと分かりませんが、11日以降で相場が通常の装いを見せ始めてからのトレードがいいのじゃないでしょうか。
勝っている人こそ、
資産を増やす<資産を減らさない
という事を意識しています。
私の考えですが、Brexitの時もそうですし、今回のような混戦となっているアメリカ大統領選挙を控えた際に勝ち組トレーダーというのはノーポジだと思います。
そのため非常に相場が薄く、ちょっとまとまった額が動けば大きく動くのではないかと思うのです。
選挙の結果がどうなるのか、結果を受けてどう動くのかなんていうのは
熟練の相場師でも読めません。
だから下手に勝負するよりも、見送るというのが最善の方法なんだと思います。
勝負をするのはいいのですが、選挙結果とその後の動きを予想してトレードするのは、投資ではなくてギャンブルです。例えそれで儲けたとしても、それはあなたの実力ではありません。
ギャンブルではなく、投資・投機という考えでFXに取り組むなら
見送りも一つの戦略ですよ( ᵅั ᴈ ᵅั;)~♬
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