英国EU離脱、今後のポンドをはじめとした為替の動きを予想してみました

こんにちは、OL兼業トレーダーのBettyです。
イギリスのEU離脱を問う国民投票の結果、EU離脱派が勝利して、今後イギリスがEU脱退に向けて手続きを行っていくことが決定しました。

私は兼ねてよりイギリス国民投票前後はトレードしないと言っていましたが、6月20日週はノートレードでした。一攫千金のチャンスでもありますが、大損をこく可能性も大で、ネットではエライ目にあった人達が紹介されていますね。
このブログを見てくれている方々はダメージが少なめだろうと思っています。

今回の国民投票が行われる前は、「リーマンショックの前夜に似ている」とか言われてましたし、国民投票後は「リーマンショック以上の衝撃」とも言われています。

2008年9月15日にアメリカ投資銀行のリーマン・ブラザーズの破綻を契機にした世界同時不況のリーマン・ショック、近年の経済では特に大きかった出来事です。

その時の値動きを参考に今後の為替、特にポンドの行方を予想してみました。

Contents

ポンド安への動きは確実

リーマン・ショック後のポンド円の値動き(日足)です

リーマン・ショック前後のポンド円の値動きのチャートです。
こうしてみるとポンド安になっていることは顕著に分かります。

ドルやポンドが売られ、比較的安全な通貨とされる円を買おうとする動きが強まったんですね。

このチャートから分かることは、

  • ポンド安は確実
  • 本当の底はまだ訪れていない

という事です。

この一連の動きで最安値は2009年1月23日でリーマン・ショックから実に4ヶ月が経過してからです。(ポンドの最安値は2011年9月の116.808ですが、リーマン・ショックを受けての値動きでの最安値は上記の通りだと思います)

つまり今回のイギリスのEU離脱に関するショック(Brexitというみたいですね)によるポンドの底はまだ先に訪れると思うのです。

ちなみにリーマン・ショック後のドル円はこちらの通り

リーマン・ショック後のドル

 

リーマン・ショック後のユーロ円の動きはこちらの通り

リーマン・ショック後のユーロ

 

これらを見るとドルにしてもユーロにしても、大底はまだ先だと思います。

イギリスの今後の対応が左右する

イギリスがEU離脱に向けて手続きを開始することは決定なのですが、その後の対処によって為替の行方は変わってくるかなと思います。

イギリスがEUを離脱するのは最低でも2年かかります。その間に法整備を整えていくだろうと思います。

EUから離脱しても世界経済の混乱が抑えられるようにイギリスとEUが調整を進めてくれれば、為替への影響は少なくて済むのかなと・・・・

またこれによってEU加盟国の動きがポンドとユーロの命運を左右するんだろうなと思います。

FXトレードの臨み方

デイトレ・スイング派は6/28(火)以降のトレードを推奨

こうした大きな事件が起こり、土日にも様々な出来事が起きています。
6/27(月)はオープンから大荒れの展開になるのではないかと予想しています。

こうした大荒れの相場は一攫千金のチャンスでもあり、大損を被る可能性も非常に高いのです。

大荒れの相場は後から見ればチャンスだったなと思うが、実際には思うように取れません
大荒れの相場は後から見ればチャンスだったなと思うが、実際には思うように取れません

国民投票前後の値動きをこうしてみると如何に大荒れの相場だったかが分かります。後から見れば「あの時こうすれば〜」なんてなってしまいますが、実際の値動きを目の当たりにした時冷静な判断はできません。

相場が落ち着いて、通常の値動きに戻ってきた時にいつもどおりのサインに従ってトレードを行う事がFXで儲ける一番の近道なのです。
この異常事態が一旦落ち着くのは6/28(火)くらいかなと思います。月曜日の欧州市場、NY市場のオープン時もとんでもない動きをする可能性は大いにあるので、安全に確実に稼ぐために火曜日までジッと我慢しましょう。

儲ける < 資金を守る

これが遠回りのように見えてFXで稼ぐもっともな近道なのです。

そして市場が落ち着きを見せたら、いつも通りのトレードを行うことが大切です。

ちなみに私の投資手法は↓コチラから紹介しています。

https://fx-kawase.site/trade-technique

 

長期トレーダーはレバレッジ低くして円買い

私の完全な予想で責任は持てませんが、今後は円高になっていくものと考えられます。

長期のトレーダーであればレバレッジを低くして円買い(対ポンド、対ドルなどでショート)をしていくと良いのではないでしょうか。

私のスタイルはスイングなので、あまり確かなことは言えませんが、この先は円高の動きが目立ってくると思うので、数ヶ月のスパンで取引される方は円買いしておけばチャンスは訪れるだろうと思います。

上の日足のチャートを見ていると4ヶ月後、10月末あたりが一旦の底になるのかも知れません。10月あたりで相場が転換することってよくあるんですよね。

まとめ

  • Brexitショックによって今後は円買いの動きが強まり、円高基調になると思う
  • ドル・ユーロ・ポンドの大底はまだ
  • デイトレ・スイングトレーダーは6/28(火)から取引、週明けの6/27(月)は取引を避けると吉
  • 長期トレーダーは円買いをしておけばチャンスが来るかも?ただしレバレッジは低めに設定する