世界中で愛用されているメタトレーダー。
「MT4とMT5の2つがあるけど、どちらを使うべきなの?」
と迷ってしまいませんか?
そもそもMT5は、MT4の次世代版として2011年にリリースされました。
しかし、MT4からMT5へのリプレースは中々進まず、リリースから7年が経過しようとしているのに未だにMT4を利用しているトレーダーが多いのも事実です。
今回はMT4とMT5の違いから、どちらを使ってトレードするのがおすすめなのかを紹介していきます。
「そもそもMT4って何?」「何でMT4で取引するの?」という方はまずは下記の記事から呼んでみて下さい。
https://fx-kawase.site/wp/trade-theory/why-mt4
MT4/MT5を徹底比較!(2018年3月版)
MT4とMT5の比較表を作成してみました。
2つの違いを比べてみて下さい。
MT4 | MT5 | |
時間足 | ☓9種 | ◯19種 |
両建て | ◯可能 | ◯可能 |
ストラテジーテスター | ◯可能 | ◯可能 |
カスタムインジケーター | ◯多い | ☓少ない |
EA | ◯多い | ☓少ない |
動作 | ◯軽い | ◯軽い |
気配値表示 | ☓2種 | ◯4種 |
板情報 | ☓なし | ◯あり |
対応業者 | ◯多い | ◯少ない |
時間足
MT5の方が見ることのできる時間足が増えています。
(個人的に「それって必要?」って思う時間足もありますが・・・笑)
MT4の時間足
1分足、5分足、15分足、30分足、1時間足、4時間足、日足、週足、月足の9種類の時間足を見ることができます。
MT5の時間足
1分足、2分足、3分足、4分足、5分足、6分足、10分足、12分足、15分足、20分足、30分足、1時間足、2時間足、4時間足、8時間足、12時間足、日足、週足、月足のなんと19種類の時間足を見ることができます。
より多彩な分析ができるようになりました。
両建て
2016年5月よりMT5でも両建てが可能になりました。
この部分でMT4とMT5の差がなくなりました^^
ストラテジーテスター
こちらも2016年5月のアップデートにより、MT5でも利用可能となりました。
MT4もMT5でも変わらずにバックテストを行えます。
カスタムインジケーター
カスタムインジケーターとはトレーダープログラミングして作るオリジナルインジケーターのこと。
MT4とMT5のカスタムインジケーターは互換性がありません。
そのためMT4で利用していたカスタムインジケーターをMT5で利用することはできないのです(MT5用で新たにプログラミングが必要となります)。
最近になってMT5用のカスタムインジケーターも増えてきましたが、まだまだMT4の方が圧倒的に多いです。
EA
自動売買プログラムであるEAもMT4とMT5で互換性がありません。
MT4で利用していたものをMT5で利用するためには、新たに開発が必要です。
MT5用EAの数も増えてるようですが、MT4の方が圧倒的に多いです。
MT4のものをMT5で使えるようにするには色々とハードルが高そうです。
動作
MT5は使用するメモリが大きいため、スペックが低いPCだと起動が遅いといった難点がありました。
しかし、PCの性能も年々上がってきているので、よっぽど古いPC(例えば5年前、6年前の機種)でなければ、MT4もMT5も問題なく動作すると思います^^
気配値表示
MT4の気配値表示
「通貨ペアリスト」と「ティックチャート」の2つだけです。
MT5の気配値表示
「通貨ペアリスト」「ティックチャート」「プライスボード」「詳細」の4つを表示することができます。
「プライスボード」を開くと、表示している銘柄をワンクリックで発注することができます。
「詳細」は高値、安値、直近価格など一つの銘柄の詳細な気配値を見ることができます。
トレードする通貨ペアが一つだけなら「詳細」を開いておくと、とても便利です。
板情報
MT4にはありません。
MT5では板情報を見ながら直感的に指値注文を行えます。
対応業者
MT5対応業者はとっても少ないです。
海外ブローカーは対応しているところが増えてきましたが、国内ブローカーは2017年3月現在はゼロ(。ノε`。)
主なMT4対応業者
海外ブローカー:
XM
Titan FX
FBS
などなど。
主要な海外FX会社ではiFOREX以外のほとんどMT4が使用できます。
国内ブローカー:
FXトレード・フィナンシャル
OANDA Japan
国内FX会社はDD(ディーリングデスク)方式の取引なので、トレーダーの注文をブラックボックス化してしまいたいため、独自の取引システムしか使えないケースが多いです。
主なMT5対応業者
XM
FBS
FX Pro
Tradeview
メジャーなブローカーはXMくらいです。
MT5を使いたいならXMの一択となりますね。
結局、MT4とMT5どちらを使えば良いのか?
「利用しているインジケーターやEAがMT5に対応している」、「XMを使っている」なら、MT5を使うのが良いと思います。
逆に「インジケーター、EAがMT5で使えない」「XM以外の口座を利用している」という方はMT4を使うしかありません。
実際、私はMT5を利用しています^^
私の手法はカスタムインジケーターは利用しないで、一目均衡表とSMAの基本的なインジケーターだけしか使いません。
またEAは一切やりません。
両建てを行うため、長らくMT4を利用していましたが、MT5も両建てが可能になったのを機に、MT5に切り替えました。
将来の移行に備えて、できるならMT5を
将来的にMT4はなくなってしまう可能性があります。
実際にメタトレーダー公式サイトではMT5しか配信されていません。
MT4をダウンロードしても、実際にダウンロードされるのはMT5です。
PCを買い替えてMT4をインストールする必要がある場合は、FX業者が提供しているものをダウンロードしなければなりません。
開発元のメタトレーダー社はMT5切り替えを進めたいようで、MT4のアップデートあまり行われなくなりました(2017年は1回だけ)。
一方でMT5は頻繁にアップデートが行われ、「両建てができない」「ストラテジーテスターが使えない」といった問題が改善されました。
また今後も様々な機能拡張が期待できます。
なので、可能な方は将来性を見越して、ぜひMT5を使ってみてはいかがでしょうか?
きっとMT5を気に入ると思いますよ^^
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